腹式呼吸ができなかった方必見:3つのタイプ別対策法

原因があります 腹式呼吸ができなかったかた必見-3つタイプ別対策法

腹式呼吸は簡単です! もし出来ないのなら、理由があります。

時折レッスンで、腹式呼吸をやってもあまり声量が伸びない方、かえって声を出すのが苦しそうな方、ご自身でできた実感が持てない方がいらっしゃいます。

500人の声を変えてきた私が辿り着いた原因は、3つのタイプに分けられます。

本記事では、その3つをタイプ別に分けて、症状と要因と改善方法を解説します。

既にできている方でも、本記事を読んで実践していただくと、効果倍増どころか3倍・4倍になるはずです。

本記事の内容を実践していただければ…
腹式呼吸ができない原因と改善策が分かります!
腹式呼吸ができている方は、もっとイイ声が出ます!!

目次

本記事でお伝えする結論

腹式呼吸ができなかったかた必見-3つタイプ別対策法 1. 力を入れすぎ→姿勢・首と肩のストレッチ・あくび 2. 力が足りていない→吸って吐くトレーニングあるのみ 3. 恥ずかしい→トラウマを手放す

その前に腹式呼吸をおさらい

まずは、体の中の空気を全部抜きます。内臓がぺちゃんこになる(つもり)まで空気を吐いていきます。

吐き切ったら・・・フッと全身の力を抜きます。そうすると、空気が自然に入る=吸えます。これが腹式呼吸です。

体の中の空気を全部抜く=息を吐く
一瞬で力を抜く=息を吸う

腹式呼吸の仕組みなども確認なさりたい場合は、下記の記事をご覧ください。

出来なかったあなたは、どのタイプ?

あなたはどのタイプ? ①力を入れ過ぎ ②力が足りない ③恥ずかしい・トラウマ

タイプ1. 過度に力入れ過ぎ

生徒さんの中で一番多いタイプがこちら。力を入れすぎる、頑張り屋さんタイプです💦

初めてで慣れていないことに加えて、お腹に力を入れたときに全身までこわばってしまい、固くなってしまうケースです。

腹式呼吸をすると、かえって「声がガサガサする」「喉が痛い」はよくあるサインです。

腹式呼吸は本来リラックスして行うもの。ここでは、リラックスして腹式呼吸の効果を爆上げする方法をお示しします。

姿勢を正す

立って行う場合は、両足は肩幅に開きます。両手は楽な位置で。

座って行う場合は、背もたれに寄りかからないように。ご自身が座りやすく、両足がつくものがベストです。ソファーのようなふかふかなものは、力が分散してしまうため避けた方が良いです。

立っていても座っていても、姿勢は頭の上からひもで吊るされているイメージ。頭の上に乗せたリンゴを落とさないようにする感覚です🍎💦

立位・座位、それぞれの正しい姿勢と誤った姿勢のイラスト

これだけでも、背中を丸めている時より、空気が通っているのがお分かりいただけると思います。

姿勢を正す
①立っている場合:両足は肩幅
②座っている場合:寄りかからない
頭の上からひもで吊るされているイメージ

首や肩のストレッチ

近年のスマホの普及で、首や肩がカッチカチに固い方がたくさんいらっしゃいます💦 私もブログを集中して書いていると、固まります😖

そんなときは、いわゆる体育の時間でやったような、首や肩のストレッチでの柔軟体操がお勧めです。痛みが出ず、気持ちいい程度が◎

声となり空間では、以下のストレッチをレッスン前のウォーミングアップに採用。喉周りの筋肉がほぐれ、空気の通りがより一層良くなります。

あくびをして喉を開ける

腹式発声をしたら「喉が痛くなった」「声が枯れた」という方は、喉が閉まっていることが疑われます。

そんな方は、あくびをしてみましょう。カバのように🦛、喉の奥が開いているのがお分かり頂けると思います。

あくび

そもそも、あくびとは、眠たいときなどに反射的に起こる、大きく口を開けて深く息を吸う呼吸動作のこと。あくびによって、脳内の酸素不足を補っているとも言われています。

つまり、意識せずとも、自然なあくびは腹式呼吸になっています。

その際、口が丸く大きく開きます。口の中もパカッと開いた状態です。また、舌の根元が下に下がり、結果としてのどち○こまで見えるようになります。

なお、あくびをしたまま喋るという意味ではありません。あくびで喉を開けた後は、普通に話してみてください。あくびの前より空気の通りが良くなり、声が出しやすくなっているはずです。

力を入れすぎな、頑張り屋さんのあなたへ
姿勢を正しつつ、楽な姿勢
首と肩のストレッチで、緊張をほぐす
あくびで、喉の奥を開ける

タイプ2. 力が足りていない

こちらはタイプ1:力を入れすぎとは真逆で、そもそもベースになる力が足りていないケースです。

見分け方ですが、腹式呼吸を1~2回やっただけでどっと疲れてしまった方は、こちらのタイプ2を疑ってください。

吸う力・吐く力がそもそも足りておらず、腹筋や、そもそも肺の機能が著しく弱い可能性があります。これまで何十年の間に続けてきた呼吸がずっと浅かった、省エネタイプの方かもしれません(苦笑)

そのような方々は、いわゆる一般的な腹筋運動よりも、①全部息を吐き切る ②力を抜くと自然に息が入る-このトレーニングを1回でも多くやってみてください。

残念ですが、それしか近道はありません。

力が足りない、省エネだったあなたへ
①全部息を吐き切る
②力を抜くと自然に息が入る
-このトレーニングを1回でも多く継続を!

タイプ3. 声を出すのが「恥ずかしい」「緊張する」

体の使い方は間違っていないのに、必要最低限の体力もあるのに、声が出ない。そんな方々にレッスン中、「恥ずかしいですか?」と伺うと、「ちょっと・・・」とこれまた恥ずかしそうにお答え頂きます(*ノωノ)

お気持ちは分かりますが、恥ずかしいというメンタルブロックが作用している限りは、トレーニングも非効率です。

「変な声と思われたらどうしよう」「注目されたくない」-大丈夫です。ボイストレーナーである私以外、あなたのコンプレックスに皆さんはそこまで興味ないです(失礼💦)

自分のことに興味を持ってもらえない今の時代だからこそ、自分を伝えるための声磨きです!!

過去の失敗や誰かから言われた一言が、トラウマになっている方もいます。失敗した時の状況は、今の状況と異なるものではないですか。誰かから言われた一言も、たった一人の人から言われたことを全員から言われたように捉えたり思い込んだりしていませんか。ちょっとずつ嫌な思い出を手放していきましょう。

しかも、レッスンは失敗する場所です! 練習も、失敗するためにやるものです。失敗すると、失敗したと気づきますよね。その気づきの繰り返しが上達へと繋がります。是非、”失敗しに”レッスンへいらしてください😊

恥ずかしがり屋さんのあなたへ
・あなたのコンプレックスに周りは興味ない
・嫌なトラウマは少しずつ手放していく
・レッスンは失敗する場所、気づきがあれば大成功👏

本記事のまとめ

腹式呼吸ができなかったかた必見-3つタイプ別対策法 1. 力を入れすぎ→姿勢・首と肩のストレッチ・あくび 2. 力が足りていない→吸って吐くトレーニングあるのみ 3. 恥ずかしい→トラウマを手放す

本記事では、「腹式呼吸ができない方の3大要因はコレです」と題して、原因と対策をお伝えしました。

腹式発声は、基本中のキです。そして、今日お伝えしたことは、この基本を支える土台にもなります。

もし、トライしてもご自分のタイプが分からなかった・改善されなかった場合は、体験レッスンでお気軽にご相談ください。500人の声を変えてきたプロの耳と目でじっくり観察し、改善策をご提案します。

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