ボイストレーナーがやっている風邪対策4選

風邪撃退!ボイストレーナーがやっている風邪対策オススメ4選

12月に入り、風邪をひきやすい季節になりました。特に新型コロナウイルスでの影響からか、免疫力が下がっているとも言われています。

ボイストレーナーである私も、お恥ずかしながら喉はあまり強くなく、この時期は本当にヒヤヒヤです💦 それでも、どうにかこうにか風邪をひかずに頑張っております。(なーんて、明日ひいたりして^^;)

そんな中で、私が日頃から実践している対策をご紹介します。

この記事で学べること
  • 風邪予防にも効くおすすめのトレーニング
  • 日常生活で喉のケア
  • 実際に風邪を引いてしまった時はどうする
目次

やっぱり腹式呼吸!

しっかりとした発声ができるということで、腹式呼吸については本ブログで何度もご説明しております。実は健康にとってもいいんです✨

特に「健康」という観点で言うと、リラックス効果→免疫力向上が期待できます。

腹式呼吸をすると、交感神経の働きよりも、副交感神経(リラックス、安心感によって働く自律神経)の働きが優位に立ちます。腹式呼吸は胸式呼吸に比べて呼吸が深いため、酸素が体内に多く取り込まれ、白血球やリンパ球などの免疫細胞が活発になります。

中でも、ウィルスをブロックする働きをするのが、「NK(ナチュラルキラー)細胞」。 これは、腹部のリンパ液に多く潜んでいると言われます。腹式呼吸をすることで、腹部リンパの流れが良くなり、NK細胞が血液中へと移動するため、免疫工場へとつながるのです。

ちなみに、このNK細胞は風邪やインフルエンザだけでなく、ガンや花粉にも、一役買ってくれるすごいヤツなのです。

腹式呼吸は、素敵な美声と健康がどちらも手に入る、一石二鳥な呼吸法です。

そして、笑うこともまた大事😆😄😁 笑うとストレス発散になるだけでなく、呼吸も自然と深くなります。大笑いするとお腹が痛くなる-これはお腹を使って腹式呼吸をしている証拠です!

鼻呼吸を徹底する

「鼻呼吸」や「口呼吸」といった言葉を聞いたことはありますか。

文字通り、鼻から息を吸う/口から息を吸うという意味です。

鼻には鼻毛などウィルスや花粉をろ過する仕組みがあります。一方、口にはその機能が無いため、異物を直接体内に吸い込んでしまいます。

鼻呼吸と口呼吸の違い

では、なぜ口呼吸になってしまうのでしょうか。

歯並びというのも原因の一つではありますが、ほとんどの方は口の周りの筋肉:口輪筋(こうりんきん)が弱いために、口が開けっ放しの状態になり、それが自ずと口呼吸となってしまうのです。

口輪筋
口輪筋(顔にはこれだけたくさんの筋肉があります)

でも、大丈夫! この口輪筋を鍛えるトレーニングがあります。

それがリップロールです。唇をプルプルと震わせることによって、唇まわりの口輪筋をほぐし鍛える効果があります。

そして、口輪筋をよく使うのが、マミムメモ・パピプペポ・バビブベボ

これらの音の共通点は、一度唇を閉じて再び開けることで音が出ること。これらの動きが鍛えると、会話しない時は口が自然と閉まっていくことで、自ずと鼻呼吸に近づきます。

Let’s Try!!

まめみもむ・みむめもま・むめもまみ・めもまみむ・もまみむめ
ぱぺぴぽぷ・ぴぷぺぽぱ・ぷぺぽぱぴ・ぺぽぱぴぷ・ぽぱぴぷぺ
ばべびぼぶ・びぶべぼば・ぶべぼばび・べぼばびぶ・ぼばびぶべ

うがい

うがいも大切です。帰宅時、その他こまめにしますが、起きた後すぐも大切です。乾燥していますし、ウイルスが口内にたくさんいます。特に、前述の口呼吸気味の方は、寝てる間はなおさら口呼吸になっている可能性大です!

また、こまめなうがいがしにくい場合は、緑茶で流し込むのもオススメ。風邪などのウィルスは、喉付近に定着→繁殖することで炎症が起こるものですので、胃袋に流して胃酸で退治してもらうのが良いそうです。そのために、緑茶は活躍してくれます。

加湿器

加湿器のイラスト

冬になると、暖房器具を使うことが多くなり、どうしても空気が乾燥してしまいます。空気が乾燥するとウイルスの活動が活発になり、風邪やインフルエンザがまん延する条件になります。

ただ、湿度50%以上になれば、ウイルスがほとんど活動できなくなるとのこと。声となり空間でも冬場は加湿器がフル稼働。腹式呼吸を勧める以上、イイ空気を吸って頂きたいですしね🤗

最新型なら多機能で、特定のウイルスを排除する機能もついているようですよ。

それでも喉を痛めたら?

まず、残念ながら、声枯れを1日で確実に治すことは難しいです。ごめんなさい🙇

なぜなら、声に負担をかけることが回復を一番阻害させるからです。腹式呼吸を使った発声も喉への負担を”かけにくい”のであって、決してゼロではありません。余談ですが、そのため声となり空間ではキャンセルポリシーをなるべくゆるめに設定し、喉の不調を感じた場合はオンライン/対面問わず、ご受講をお控え頂くようご案内しています。

風邪をひいた時は、しゃべらないのが一番! 筆談をするほど徹底して頂きたいのが、正直なところです。

本記事では、「ボイストレーナーがやっている風邪予防4選」と題して、ボイストレーナーである私が、特に冬場に気を使っていることをご紹介しました。もちろん、睡眠をしっかりとる・こまめに手洗いをする・栄養をしっかり取るなど、基本的な対策もお忘れなく。とにかくやれることは全部やる!やり切る!! お互いに、この季節を乗り切りましょう。

あなたのおすすめの対策もお待ちしております。是非コメント欄からお寄せください!

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