自由自在!高い声も低い声も全てコントロールできます

自由自在!高い声も低い声もすべてコントロールできます

元気で明るい高い声も、安心感のある落ち着いた低い声も、男女問わず全てコントロールできます。

岡部茜

あなたはご自分の声を、高いと感じますか?低いと感じますか?

声でなり空間には、「ご自分の声が嫌い」「高くなりたい」「低くなりたい」・・・いろいろなご要望が届きます。

ただよくよくお声を伺ってみると、高い/低いコントロールが上手くいっていない方が多いです。つまり、ずっと一本調子ということです。そうしますと、伝えたいものも伝わりにくくなったり、あらぬ誤解を招いてしまったりします。

服装と同様、声にもTPOがあります。

私もレッスンの初めは、明るく「おはようございます」と挨拶しても、お悩みを伺う時は落ち着いた低い声を心がけています。つまり、高い声・低い声はコントロールできるのです。

本記事では、高い声・低い声のコントロール方法・トレーニング方法について、お伝えします。

本記事の内容を実践していただければ…
元気で明るい高い声
安心感のある落ち着いた低い声
自由自在にあやつれます!!!

目次

高い声・低い声の正体

そもそも、高い声と低い声は、何が違うのか。それは、声を出す時の、声帯の伸び具合によって異なります。

高い声と低い声の声帯の違い

声帯が伸びると高い声、声帯が縮むと低い声が出ます。輪ゴムを引っ張ると高い音が出て、緩めると低い音になるのと、同じ原理です。

高いか低いかチェックしてみよう

こちらの2つのセリフを録音して、聞いてみましょう

声のトーンチェック
  • 朝一番の職場をイメージして、「おはようございます!」
  • 上司の席を想定して、「申し訳ございませんでした。」

「おはよう~」が明るく聞こえればOK、「申し訳ございません~」できちんとした謝罪の雰囲気が伝わっていれば、こちらも問題ありません。

自分がどのような声になりたいのか、身近な方や芸能人などを参考に比べてみるのもオススメです。

高い声・低い声の印象の違い

高い声・低い声は、受ける印象が全く違います。どちらにも一長一短ありますので、それらを理解した上で、上手に使い分けしたいですよね!

メリット(受ける印象)デメリット(受ける印象)オススメのシーン
高い声明るく快活
可愛らしい
楽しさが伝わる
幼い
真面目な場面で不適切
職場の挨拶
褒める時
女性:デート
楽しい・カジュアル
低い声落ち着いている
安定している
怖い
不機嫌
ビジネス全般
アドバイス・謝罪する時
男性:デート
フォーマル
高い声・低い声の印象の違いとオススメの使用シーン

高い声・低い声の出し方の違い

その1.口角のあげ方を変える

と書きましたが、「口角をあげる」という表現が分かりにくければ、「自然な笑顔」でも充分です。笑顔で話すだけで、1~2音高い声が無理なく出せます。

逆に、低く落ち着いた声を出したい時はこの逆。真顔というと怖い印象ですが、低い声は口角をあまり上げすぎない方が出しやすいでしょう。

高い声と低い声の出し方の違い

その2.響かせポイントを変える

もう1つは、響かせポイントを変えることです。

高い声を出す時は、眉間に口があると思っていただいて、眉間から声を出す意識で出します。すると、いつもよりも高い声が出ます。

低い声はその逆。喉仏あたりに口があって、喉仏から声を出す意識です。

高い声・低い声を瞬時に出すトレーニング

高い声・低い声をピンポイントで出せても、話の中で自由自在に使えると抑揚ができ、表現力・説得力を付けることができます。スムーズに声の高さをコントロールできるように練習しましょう。

その1.ひと息で高低をつける

声の高さをコントロールするトレーニング

イラスト上段は、高い音の「あ」と低い音の「あ」の間を、円を描くように「あー」と、声が切れるまで発声します。

下の段は、らせん階段を段々上がっていくように、低い音から高い音へ順々に出しましょう。今度は、上ってきたらせん階段を下りるように高い音から低い音に移っていく練習です。

その2.朗読

実践トレーニングとしておすすめなのが、朗読です。朗読は、ただの音読とは違います。

ただ書かれた字面を声に出す音読ではなく、理解してもらい心を動かすために、様々な音・色で表現していくのが朗読です。音読の先に朗読があると理解して頂いて構いません。

朗読では、場面や登場人物ごとに声のトーンを変えていきます。それが抑揚の付いた話し方に応用できます。

朗読については、また後日別の記事で詳しくお伝えします。

本記事では、「自由自在!高い声も低い声も全てコントロールできます」と題して、高い声・低い声の出し方の違いと、瞬時に出すためのコツやトレーニング方法などをお伝えしました。

やってみられたご意見・ご感想なども、本記事の下のコメント欄よりお待ちしております。

記事で触れました通り、高い声・低い声双方に特長があります。その時々のご自身のよりよい声を探ってみてください。もちろんレッスンでご相談にも乗りますよ!

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

コメント

コメントする

目次