断言します!
声が小さい方・枯れる方の大半は、息がちゃんと吸えていません!!
上司からも「声が小さい」と言われます
そうなんですね。
どういう場面で言われますか?
プレゼンだけじゃなくて、報連相とか日々の挨拶でも・・・。
緊張などその日の気分もありますが、たいていは技術で何とかしちゃう方が早いです!
是非やり方を教えてください!!
その技術というのが、「腹式呼吸」と言われるものです。
音楽の時間などで聞いたことがある方も多いかもしれません。しかし、実際に会得している方は少ないのではないでしょうか。少なくとも、私は音楽の時間で習いませんでしたし、音読の授業でも「大きな声で!」と言われるだけで、具体的な出し方を習ってはいません。
そう!習ってないから、できないんです!! だったら、ここで覚えてしまいましょう!!
本記事の内容を実践していただければ…
明日から、楽に大きな声が出したい時にスッと出せるようになるはずです。
本記事でお伝えする結論
【簡単】まずは実践!
ここで行う腹式呼吸は本当に簡単で、むしろあっけなく終わります。ひとまず「騙された」と思って、トライしてみてください🤗
まずは、体の中の空気を全部抜きます。肺に入っている空気・お腹の中の空気・・・何もかも全部抜いて、内臓がぺちゃんこになるまで空気を吐いていきます。
吐き切ったら・・・フッと全身の力を抜いてください。そうすると、空気が自然に入ってきます。つまり、吸えたということです。これで腹式呼吸、完成です。
えっ?これだけ?? ハイ、おしまいです(笑)
①体の中の空気を全部抜く=息を吐く
②一瞬で力を抜く=息を吸う
【解説】腹式呼吸の仕組みとは?
それでは、身体の中でどのような変化が起きていたのか、解説します。
①お腹を凹ませながら身体の中の空気を抜いた(=息を吐いた)時、肺の下の横隔膜が、上に上がります。
②フッと力を抜くと、自然に空気が入ります。この際、肺の奥深くにまで空気が入るため、横隔膜が下に下がり、お腹が膨らみます。
腹式呼吸とは、このように横隔膜を使って肺の下までしっかりと空気を入れる=肺をフル活用する呼吸法です。
基本は、この①と②の繰り返しです。まずは、声を出さずに①と②を繰り返してみてください。
声を出さなくてもできるトレーニングですので、隙間時間にやっていただいても構いません。続けることで慣れてくるはずです。
私たち人間は、たいてい寝た状態では腹式呼吸になっています。
仰向けになり、お腹に手を置いた状態でゆっくりと呼吸すると、お腹が膨らみます。
こちらのやり方でも是非ご確認ください
【実践】腹式呼吸を発声に取り入れる
腹式呼吸に慣れてきたら、いよいよ声を出すタイミングです。
と言っても、簡単!
1. 先程の②:腹式呼吸で息を吐く、この呼吸の仕方をキープ
2. そのまま口を開けます。
3. その息に「あー」と声を乗せます。
これもまた、しばらく繰り返して慣れさせましょう。
慣れてきたら、「あー」の代わりに、「こんにちは」「おはようございます」など、簡単な挨拶のフレーズに変えていきましょう。
いつもよりも楽に大きな声が出せるようになっていたら、OK! あとはこれを繰り返し定着させ、セリフを変えていってください。
空気を多く吸い込む分、当然吐く息の量も多くなります。そうすると、声帯がよりしっかり振動して、聞き取りやすい声が出せるようになります。
声が小さい原因は・・・胸式呼吸だから
なぜ、今まで声が小さかったり枯れたりしていたのでしょうか。
それは声が小さい方の多くが胸式呼吸になっているからです。胸式呼吸とは何でしょうか。
肺の上しか使っていない=呼吸が浅い状態になっていることです。
そうしますと、肋骨や肩の骨が邪魔をしているため、物理的に空気が入らない構造になってしまいます。
呼吸が浅い・・・つまり、息がちゃんと吸えていない。だから、吸う息の量が少ないため、吐く息の量も当然少なくなります。吐く息が少なく勢いがありませんので、声が小さくなるのは当然。声が続かないのも当たり前です。
そして、息の量が少ないまま無理矢理大きく出そうとするから、枯れたり喉が疲れたりする・・・悪循環です。
定着させるには、繰り返すのみ!
さっきの腹式呼吸、結構疲れますね。
毎回この調子で喋ったら、カラダがもちません。
レッスンでもそんなお声を多く頂きます。
茜さんはどうしてるんですか?
私も最初は2~3回が限界でした。
でも、試しに時間を置いてまたやってみてください。初回より楽にできるはずです。
クラクラしてしまうようでは止めて頂きたいのですが、ちょっと疲れるぐらいがちょうどいいのはダイエットのトレーニングでも同じこと。
まずは、①全部息を吐き切る ②力を抜くと自然に息が入る-このトレーニングを1日5回でも10回でもやってみてください。今日より明日、明日より明後日・・・と次第に楽になっていくはずです。
そうすると、いざ職場で仲間と、おうちでご家族といざ話そうという時に、声が出しやすくなるはずです。
本記事のまとめ
本記事では、「声が小さい方・枯れる方必見!日本一分かりやすい腹式呼吸」と題して、腹式呼吸のやり方・日常生活への活かし方・声が小さい/枯れる原因などについて、お伝えしました。
適切な声量を楽に出せるこの腹式発声は、話すことにおいての基本中の基本で、土台になります。「伝わらないな」と思ったら、まずはこの発声から見直すべきと申しても、過言ではありません。それほど大事なものです。これを機会に是非マスターしてください。
あなたのおしゃべりが楽しく心地よいものになりますことを、お祈りしております。
コメント