こんにちは。声となり空間の岡部茜です。本日もアクセスしてくださり、ありがとうございます。
新元号が「令和」に決まりました。あなたはこの元号に、どんな印象をお持ちですか?
大方の予想に反していたせいか、発表された瞬間は思わず「ポカン」としてしまいました。でも、綺麗な響きですよね。しかも、万葉集がルーツだなんて、オシャレです🍁
一方で、ボイストレーナーの職業病でしょうか。
「れ」も「わ」も苦手であったり、聞き間違えされやすかったりする音という印象を受けました。
今日は、日本人ならしっかり綺麗に発音したい「令和(れいわ、読み方はれーわ)」を深掘りします🔎
1.ら行・れ
「滑舌が苦手」というお悩みで声となり空間にいらっしゃる生徒様の6~7割が、ら行が苦手です。
まず、滑舌は「滑らかな舌」と書くように、舌の動きが非常に重要です。そして、「らりるれろ」は舌の動きが大きいため、苦手とする方が多いのではと感じています。かつ、私自身も苦手でした。
上図の青い点線は、ら行を発音する際の舌の位置を示しています。
そして、「れ」を発音するときは
- 舌先を上あごにつける。
- 舌先が上歯茎を弾く。
- 上の葉の裏側を軽く滑らせる。
- 舌先が、下の前歯の裏に収まる。
全て【一瞬の出来事】ですが(笑)、このような動きをたどります。しかし、これが
- 舌をつける位置が前すぎる/奥に行きすぎる
- 発音後に舌が前歯から出ている≒前歯で舌を噛んで「th」に近い音になっている
これらの問題があると、綺麗に聞こえません。
2.長音
「令和:れいわ」と書いて「れーわ(れえわ)」、「調和:ちょうわ」と書いて「ちょーわ(ちょおわ)」と読みます。
このように、長く伸ばす音を「長音(ちょうおん)」と言います。そして、偶然にも長音の「う」も長音です(笑)
滑舌の話から逸れますが、この長音が短くて「れわ」に聞こえると、「早口」「短期そう」「いい加減」という印象を与えかねません。
「れ」「え」「わ」・・・3拍しっかり使うと、丁寧で落ち着いた印象に変わります。
3.「わ」
「わ」は、ともすると「あ」になり、「れーあ」に聞こえがちで、聞き返されたり誤解を与えたりするもとになります。
実は、「わ」を発音する際、一度「う」の口を作って、それから「あ」の口の形にすることで、「わ」と発音しています。
この「う」の口を作る【前段階】をすっ飛ばすと、「あ」に聞こえがちです。
そのような方にお勧めの練習法が、実はあります。
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今日は、新元号「令和:れいわ」にちなんだ発音について、我ながらかなりマニアックに書かせていただきましたが、最後までお読み頂き、ありがとうございました。
「できなかった」「難しい」「イマイチ改善されない」などございましたら、ぜひご相談下さい。
そして、新しい令和時代が、あなたにとって、日本にとって、世界にとって、「美しく心を寄せ合」える良き時代になりますよう、心よりお祈り申し上げます。